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【2021年9月度】ファイナンシャルプランナー2級を受験した後の話

2021年9月に実施されたファイナンシャル・プランニング(以下、「FP」という。)技能検定(2級・きんざい)を受験しました。
自己採点の結果、合格ラインに達していたので、それまでの流れをまとめてみます。

3級合格後

2019年にFP3級に合格し、続けて2級合格を目標としていましたが、会社で必要な資格取得やコロナ禍での受験に対する警戒もあり、受験から遠ざかっていました。

自身の状況が落ち着いた為、2021年9月試験の合格を目標として6月から再び学習を始めました。

使用教材

使用したテキストは以下の三冊です。

  1. 2021-2022年版 みんなが欲しかった! FPの教科書 2級
  2. 2021-2022年版 みんなが欲しかった! FPの問題集 2級
  3. 2021年9月試験をあてる TAC直前予想模試 FP技能士2級

教科書と問題集はFP3級に使用していたテキストと同じシリーズのものです。
2級の受験の際は教科書と問題集各1冊ずつあれば十分なので、慣れたテキストを継続して利用するのが良いと思います。
もちろん、3級受験時に使用したテキストが合わないと感じたら、自分に合ったものに変更したほうが良いです。

2級では過去問題とテキストの往復をベースにした学習を考えていた為、3級では利用しなかった直前予想模試も購入しました。
なるべく多くの過去問題や模擬試験があったほうが捗ると考えた訳です。

また、きんざいのHPでは過去問題が掲載されているので、過去3回分を利用しました。

学習時間

私の場合、学習期間は3ヶ月、学習時間は約100時間でした。
(1日平均約60〜70分×90日)
受験内容は、大分類→小分類と小分けにできるので、1日に2〜3時間の学習時間を取れなくても、一つ一つ確実に項目を覚える方法が身につきます。

FPの試験は年3回(1月,5月,9月)実施されます。3級合格後、4ヶ月後に実施される2級試験を目標とすると、直近の学習内容が頭に残ったまま2級の学習に移行できると思います。

学習方法

学習方法は以下の流れで行いました。

    1. 教科書の大分類(6種類)を一つ終える。
    2. 該当する過去問題を解く
    3. 間違えた(分からなかった)問題を教科書で復習する
    4. 次の大分類にすすむ
    5. 過去問題や模擬試験を実際に試験形式で解く

①2級の試験範囲は3級と同じで、大きく6つに分けられます。
教科書を全編通して読もうとした場合は、ある程度まとまった時間が必要ですが、一分類毎に分けるとボリュームはそこまで多くありません。

しかも、3級と出題範囲が重複している箇所も多くあるため、思っていたよりもスムーズに読み進めることができました。

②大分類の一つを読み終えたら、問題集を利用して、過去問題を解きます。
「問題と回答を覚える」のではなく、「問題を理解して答えを導くことができる様になる」事が重要です。

3級では2択(○×式)もしくは3択ですが、2級では4択で出題されます。
その為、3級では問いに対する理解が曖昧でも、選択肢が狭いが上に運良く正解できてしまうケースが発生します。

結果、2級の学習時に教科書を読んでも、「自分は理解している」と勘違いしてしまい復習することも無く、本番で理解不足によって不正解となってしまう。
それを防ぐ為にも、まず過去問題を解き、自分が何を理解して何を理解していないかを認識した上で学習を進める必要があります。

③過去問題を解く事で、自分の理解度が把握できました。その後で教科書で復習しますが、ここでも問題に対する回答を覚えるだけにしない学習方法が必要です。

教科書→過去問題の往復による暗記で回答パターンを増やしたとしても、過去問題は大体アレンジされ出題されるので、意味を理解していないと答えることはできません。
(そもそも、受験者にとってはFPの資格取得のみが重要ではなく、関連する知識の習得がメインだと思います。)

④一つの分類で①〜③までを終えたら、次に進みます。一つの分類につき5日程度で終えると、約一ヶ月でテキストの1週目を終えられます。
2週目以降は1週目よりも短時間で周回できるので、自分の不得意な箇所や理解不足の所を重点的に学習しましょう。
私は学習開始から2ヶ月間は①〜④の周回を繰り返しました。

⑤3ヶ月目から過去問題や模擬試験を実際の試験形式で解きます。内容の理解度を測るだけでなく、時間配分や実技試験の計算に慣れておくなど、本番を意識した学習方法です。
自己採点後に、間違えた箇所、分からなかった箇所を重点的に復習します。

学科編について

上記の様に教科書学習→過去問題の繰り返しで理解力を深める。問題集+直前予想模試+過去問と問題を多く解く事で、知識を身に付けましょう。

実技編

実際の計算をして数値を出す出題があります。

実技編の学習の場合、必ず本を見るだけで無く、自分の手を動かして(計算して)みましょう。
教科書を見て、分かったつもりになっていても、実際に問題を解こうとした際に計算方法が頭に入っていなかったり、長時間を要することがあります。
必ず自分で計算を行いながら頭に入れましょう。

まとめ

FP2級は3準備をきちんとすれば,3級を合格後の次の試験でも十分に合格可能な試験です。
受験理由は人それぞれですが、個人的には、試験までの過程で身についた知識で、源泉徴収や固定資産税といった身近なトピックスについて理解が深まった実感があります。
興味ある方はぜひ受験してみてください。