日本時間10月4日(日)にフランス・ロンシャン競馬場で凱旋門賞(芝2400m・日本時間23:05発走)が行われます。
史上初となる凱旋門賞3勝目を目指すエネイブルに注目が集まるほか、日本調教馬ディアドラの参戦、9度目の騎乗となる武豊騎手の挑戦などが話題を集めています。
レース直前ですがに過去に好走した馬の血統を調べてみることにしました。
2010年以降の1〜3着馬の血統構成
レースはロンシャン競馬場で開催(2016年・2017年は改修のためシャンティイ競馬場で開催)
サドラーズウェルズとダンチヒ系が強いと言われているが
凱旋門賞ではサドラーズウェルズ系やダンチヒ系を父か母父に持つ馬が強いと言われています。
上記の表からもそれが分かりますが、そもそも両馬は欧州競馬のサイヤーラインの主流で、出走馬の多くを占めるため、ある意味当然の事かも知れません。
その他に、この表からは分かることはキングマンボ系の適性の高さがわかる程度でしょうか。
いずれにしても父と母父のみではレースへの適性を測ることは難しいかも知れません。
母母父も調べてみる
父と母父だけでは、好走馬の血統背景がはっきりしなかったので、母母父も加えたのが上記の表です。
(父が限られている為、父母父を調べてもあまり意味が無いと思ったので、母母父のみの記入)
一見して分かるように、母母父はネヴァーベンド系の種牡馬が多いです。ネヴァーベンドの仔のミルリーフは凱旋門賞の勝馬で、子孫にも勝馬がいるので相性が良い血統といえます。
今年の出走馬の血統は
今年は馬場の悪化を嫌って有力馬のラブがレースを回避。4頭出しのオブライエン厩舎が禁止薬物被害によって現時点(日本時間4日朝7時)で出走可否が未定など、レース前から動きが慌ただしいです。
そのため出走馬は確定しない状況ですが、私は過去2勝のエネイブル(父、母父サドラーズウェルズ系、母母父ネヴァーベンド系)、三歳馬のゴールドトリップ(父ダンチヒ系、母父キングマンボ系、母母父レッドゴッド系)に注目しています。
同じ母母父ネヴァーベンド系の相性が良いのならば、同じくナスルーラを先祖に持ち、自身と産駒が凱旋門賞を制したレインボウクエストも相性が良いと見込んでいますが、どうでしょうか。