生活費を管理するために固定費を計算してみました。
はじめに
以前、ブロガーのちきりんさんが生活の固定費の記録という記事を書かれました。家計管理の基本は「毎月いくらかかっているか?」を知るとの事で、自分もまとめてみました。
家族構成は、両親と配偶者の4人家族で、持ち家あり、自家用車を1台所有しています。
光熱費は家庭全体の金額ですが、その他は私一人分の金額を記入しています。
また、表の記載とは別に、給与から厚生年金や雇用保険などは天引きいますがここでは省いています。
まとめて気になった所が何点かあるので、書いてみます。
税金の算出方法を知っておく
私の場合、両親を扶養に入れているため控除額が多く、県民税と市民税の支払金額が少なくなっています。
以前は、通知書に記載された金額を特に気にせず単に支払うだけでしたが、今は計算式を基に支払い金額を確認しています。
当たり前の事かも知れませんが、ある税金がどのような根拠で〇〇円支払わないといけないという構造を理解していないと困ります。
極端な話、両親が死亡してしまうと、控除は当然無くなり住民税の支払額は増えます。税金の算出方法を理解していないと、この負担増すら想定外の出来事になってしまうかもしれません。
収入の増減や控除の有無で税金は上下し、家計への影響も生じます。
想定外の負担を発生させない為にも、自分の支払う税金の根拠を知っておきましょう。
自動車は固定費+変動費の支出計画を考えておく
地方では住宅と職場の距離が離れている事が多く、交通機関も都市部ほど充実していません。
そのため、生活には自動車が必須です。成人一人一台所有している家庭も珍しくありません。
生活に必須であるが故に、相応の費用が必要な事を理解しないといけません。
私の場合、軽自動車利用で駐車場代も発生しないので、固定費は安価な方です。
ただし、ガソリン代や車検代、数年ごとの車の買い替えは当然必要ですので、固定費ではありませんが家計管理を行う上では、必要額を漏れなくチェックしておきたいところです。
ネット関係の支出割合が大きい
家庭でのインターネット回線費やスマートフォン代金、サブスクリプションやメルマガなどのコンテンツ課金などネット関係の支出が全体の二割を占めています。
ネットの使用が社会生活の前提になっているため仕方ない部分もありますが、サービスの購入や申込が容易にできる特性上、知らず知らずのうちに課金額が膨れ上がっていたというケースも考えられます。
自分が何のサービスをいくらで利用しているか、現状を理解しておくことをおすすめします。
ただし、ネット関連の支出に関しては見直しが容易というメリットがあります。
例えば、キャリアから格安simに変更するとか安価なプロバイダに変更する、といったように光熱費と比べて節約しやすい項目ではあります。
将来をシミュレーションするために現状を知る
固定費をまとめるのは、単に現在の生活を改善するためではなく、将来変化する環境に備えるという意味合いもあります。
私の場合こどもがいないので、子育てに必要な教育費や授業料は一切発生していません。また、住宅ローンもありません。
逆にいえば、こどもを育てようと考えたり、住宅の購入を検討する際には、行動前に固定費としてどれくらいの費用が必要なのか現在の家計を踏まえて予め計算しておく作業が必要となるでしょう。
そのためにも、やはり現在の固定費を把握しなければなりません。
さいごに
固定費を計算する意義は、家計の管理≒生活維持にどれくらいの費用が必要かを理解することにあります。
金額の大小のみに捉われるのではなく、費用が必要な根拠を理解して、環境の変化に応じて固定費の見直しを行えるようになる。
そのためにも、まずは自分の固定費を記録することから始めてみましょう!