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Lenovo IdeaPad Duet Chromebookをレビュー

2020年6月5日に発売されたLenovo製Chromebook、「IdeaPad Duet Chromebook」を購入しました。数日間使ってみた感想をまとめてみます。

IdeaPad Duet Chromebookとは

IdeaPad Duet Chromebookは10.1インチ型のChromebook。本体と分離する背面カバー、キーボードで構成された2-in-1タイプとして発売前から話題となっていた機種です。

10.1インチ型は「ASUS Chromebook Flip C101PA」が2017年に発売されて以来という事もあり、発表時から話題を集めていました。

スペック

主なスペックは以下の通りです。

プロセッサーMediaTek Helio P60T プロセッサー
ディスプレイサイズ10.1型
解像度WUXGA(1920×1200) IPS 光沢あり マルチタッチ対応
メモリ4.0GB LPDDR4X
ストレージ128GB eMMC
重さタブレット本体:約450g
キーボードとカバー装着時:約920g
インターフェースUSB2.0 Type-c DisplayPort出力機能付き DC-in機能付き

梱包はこんな感じ。

中身は本体と背面カバー、キーボードの一式。付属品として、充電器と充電ケーブル、オーディオ端子の変換ケーブル、クイックスタートガイドなどが入っています。
カバー未装着状態のタブレット本体。ツートンカラーのデザインが特徴的です。
背面カバーを装着した状態。
Chromebookとして利用する場合。
キーボードはJIS配列。配置が特殊で、右側のキーピッチが特に狭いです。
本体の側面。空きポートは一つのみです。

使用した感想

発売日から一週間程使用した所で、使用中に気になった所を何点か書いてみます。

キーボード

キーボードはJIS配列で、上記の画像から分かる様に、つくりはかなり幅狭です。特殊な配置ですが、タイピングは慣れによる部分が大きく、現時点ではそれほど不自由さを感じていません。

ただし、キーボードとディスプレイを合わせた全体のサイズが小さいため、モニタを見て作業をする際に、無意識に前傾姿勢になってしまいます。その状態での長時間使用は若干疲れます。

また、キーボードがカバーを兼ねているため構造的にキーボード面は薄く、加えて背面のスタンドカバーで自立する為、膝上に乗せた状態でのキーボード入力は難しいです。安定した場所での利用をおすすめします。

ディスプレイ

WUXGA(1920×1200)と高解像度ですが、10.1インチサイズだとPCスタイルではもちろん、タブレットスタイルでも、文字が小さく見えるので、好みに応じて解像度を変更しておいた方が良さそうです。
また、光沢液晶が気になる方は反射防止シートを同時に注文しておくと捗ります。

PCスタイル時では背面のスタンドカバーが開き角度を固定しますが、カバーは見た目に反して固出来るので使い勝手は良いと思います。タブレットとして使用する際は、カバーをつけたままだと、若干の重量感が気になるので、基本はカバーなしで運用するようにしています。

拡張性について

本機種はSDカード搭載スロットは無く、インターフェースはUSB Type-C™2.0 Gen1の一つだけと、拡張性に欠けるかも知れません。
個人的には、SDカード利用不可に関しては、ストレージが128GBあるため、主な用途である「電子書籍をダウンロードして閲覧」という使い方では全く問題ありません。

インターフェースに関しても、USB-HUBを用いてマウスや外部ディスプレイと接続して作業環境を環境を整えるという方向性もありますが、個人的には機器を増やしてごちゃごちゃするよりも、最低限のスペックでもオールインワンにまとまっていた方が、気軽に使えて使い勝手が良いと思っています。

自分がLenovo IdeaPad Duet Chromebookを購入した理由とおすすめする理由

購入した理由

以前は動画視聴や電子書籍、web閲覧用にタブレットを使っていましたが、ブラウザやアプリがPCに似た感覚で操作できる機種が使いやすいと思っていました。
従ってSurfaceが候補でしたが、2020年1月に「Lenovo IdeaPad Duet Chromebook」の存在を知り、自分の用途に合った機種と思い、発売を待ち望んでいました。

使用後の実感とおすすめする理由

発売後、一週間ほど使用してみて、上記では気になる点も挙げましたが、総じて満足しています。それは、本機種を購入する以前からChromebookを使用していて、自分なりの使い方やChromebookに希望する点を明確化できていたからだと思っています。

例えば、自分が初めてのChromebookに本機種を選んでいたら、「Lenovo IdeaPad Duet Chromebookは2-in-1タイプなので、PCとしてもタブレットとしても使える」という文言を額面通りに受け取り、使用時に多少の戸惑いがあったと思います。

これは、基本的には合っていますが、例外もあります。前述したようにPCとして見ると、長時間作業は大画面のクラムシェル型のChromebookが適しているでしょうし、タブレットとして見ると、アプリやゲームの動作をメイン用途とした場合、iPadやAndroidタブレットの方が良い場合も多々あります。

つまり、1台2役ではあるが、全てを完全に行うことは難しい(これは本機種固有の問題では無く、Chromebook全般にいえることですが)と理解している事が重要だと思います。

逆に、その前提を理解していると、「簡単な作業に気軽に使えるPCとしてもタブレットとしても使えるChromebook」としての活用の場は広がります。動画や電子書籍を見る際はにはスマホより大きなタブレットを利用して、合間に簡単な調べ物や作業をしたくなった時は、自分が使いやすいPC+キーボードスタイルに切り替える。
このように普段自分が好むスタイルにデバイスの特徴が嵌った事により、非常に満足度は高いです。

と、堅苦しい事を抜きにしても、価格も控えめで、デザインも良好、気軽に使用できる機種だと思います。

人気機種で多くの方がブログやSNSでレビューや感想を書いておられるので、実使用を元にした様々な情報を得られます。それらを読み、少しでも興味を持ったり、使ってみたいと思った方には是非おすすめしたいモデルです。