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Chromebookを購入半年後に、国内の環境が大きく変わったという話【2019年10月】

Chromebook(Lenovo S330)を購入しておよそ半年が経過しました。

わずか半年の間にChromebookを取り巻く環境(主に販売チャネル)が大きく変わったような
気がしますので、少しまとめてみたいと思います。

自分がChromebookを購入した時の状況

私は2019年の3月末に米Amazonで「Lenovo S330」を購入しました。

当時日本で展開していたメーカーは,日本Acer,ASUS JAPAN,Dell,レノボ・ジャパンの4社でしたが
いずれも教育市場や法人向けがメインの為、販売路自体が限られていました。

また、国内で取扱のあったモデルも、「11.6インチ+衝撃に強い」といった教育市場を意識した
機種が殆どで、それ以外のサイズに関してはACerとASUSが何種類か販売していたのみと記憶しています。

私の場合、「持ち運びはしないので、多少重量が重くても良いので、大きいディスプレイ」を
希望しており、該当する国内モデルは「ASUS C423NA」くらいしかありませんでした。

あいにくAsusの公式オンラインストアで品切れ中だったので、海外モデルも選択肢に入れる事
にして、結果「Lenovo S330」を購入した経緯があります。

半年間で大きく変化した状況

私がChromebookを初めて購入した3月下旬から10月上旬までのChromebookを取り巻く環境の
変化をみてみます。

  1. AmazonでのChromebook取扱い開始
  2. HPの参入と各メーカーのラインナップ充実
  3. 家電量販店(ビックカメラ)での大々的な展開

特に気になる点は上記3点です。

AmazonでのChromebook取扱い開始

7月15日のAmazonプライムデーに合わせて、Amazon内にChromebookストアがオープンし、合わせてChromebookセールが開催されました。

率直にいうと、旧モデルや並行輸入品が表示されていたり、自動更新ポリシーに対する注意が
無かったりと、初めて購入しようと思う方にとって分かりづらい点も多少ありました。

ただ、Chromebookの特徴や使用時のポイントがコンパクトにまとめられてはいますし、
なによりAmazonで気軽に購入できる機種が大幅に増えた事はメリット大だと思います。

HPの参入と各メーカーのラインナップ充実

同じく7月中旬には、日本HPが国内モデルのChromebook2機種の発売を開始しました。
(10月下旬には国内3台目となる「HP Chromebook x360 12b」の発売も控えています。)

他メーカーも国内で購入できる機種が増えており、比較的大画面の14インチの機種や、
ハイスペックモデルの増加などラインナップが充実してきました。
(私が米Amazonで購入した「Lenovo S330」も今や国内で購入できます)

家電量販店(ビックカメラ)での大々的な展開

10月よりビッグカメラの一部店舗でChromebookの体験コーナーの展開と、
オンラインストアでの一部機種の20%のポイント還元キャンペーンを実施しています。

Chromebookの家電量販店での大規模なキャンペーンは珍しいと思います。

状況の変化に思うこと

なぜAmazonでの取扱い開始やビッグカメラでのキャンペーンが始まり、各メーカーのラインナップも充実してきたのでしょうか。
「日本の教育市場で更なる需要が見込まれる」「AWSやG Suite等のサービスを拡大させるため」
「Windows7のサポート終了に伴う買い替え」など理由はいくつかありますが、一ユーザーの私には正直わかりません。

確実にいえるのは、メーカーや販売業者が注力した事でユーザーにとって選択肢が
増えた事です。選択肢の増加はユーザーにとってのメリットが大きいです。

例えば私が今(10月)に初めてChromebookを買おうとした場合、「Lenovo S330」を
米Amazonでは無く国内で購入する事ができます。

あるいは、10月下旬まで待ち、ビッグカメラのキャンペーンを利用して、「HP Chromebook x360 12b」を購入するのも有力な選択肢の一つでしょうし、ラインナップが増えた他メーカーの国内モデルも魅力的です。

また、状況の変化といえば、ラインナップの充実に伴い、ハイエンドモデルという選択肢も
広がってきました。

Chromebook=安価というイメージを抱きがちですが、選択肢の増加によって安価な
機種(エントリーモデル、旧型)以外に、国内でハイエンドモデルを入手できるように環境が整ってきました。

「ハイエンドモデル→高価格→Chromebookの価格的なメリットが無くなった」とネガティブに捉えるのではなく、ユーザーが目的や用途に応じて、エントリーモデルやハイエンドモデルを選択することが可能になったと、ポジティブに捉えたいです。

最後に、この数ヶ月のChromebookを取り巻く環境の変化によって、製品ラインナップの充実と購入経路が拡大した事は間違いありません。
一ユーザーとして、この状況を歓迎しつつ、更にシーンが盛り上がる事を期待しています。