11月7日に2018型Mac miniが到着しましたので、旧環境から移行しました。
構成
購入した製品は、最小構成のものです。
- プロセッサ 3.6GHzクアッドコアIntel Core i3
- メモリ 8GB
- ストレージ 128GB(SSD)
安価でのMac環境維持が目的で、予算は10万円以内と考えていたため最小構成となりました。
以前から使用しているディスプレイ、キーボード、トラックパッド、外付けHDD×2を
流用しています。
これまでのPCではHDDの容量を100GB程度使用していた為、今後を考えてiTunesと画像データ
などを外付HDDに移行しているのと、Time Machine用にもう一台HDDを使用しています。
本体の接続とデータの移行
旧Mac miniの電源を落とす直前に、Time Machineで最新のバックアップを取っておきます。
ディスプレイなどは全て流用するので、配線は旧型に繋いでいたケーブルをそのまま新型に繋ぎかえるだけで良いです。
「Thunderbolt 3(USB-C)ポート×4」「USB 3ポート×2」という構成の為、自分のように
外付けHDDを二台接続する場合、USB変換アダプタを用意しておくのも良いと思います。
配線接続後にPCを起動した後、移行アシスタントで旧Mac miniの環境を移行します。移行データは約100GBで、1時間程度の移行が終わりました。
移行アシスタントでのデータ移動は初めてでしたが、迷う事なくスムーズに移行できました。
デスクトップのMacを使用する場合、「外付けHDD」+「Time Machine」は必須だと思います。
使用後の感想
起動時間が劇的に早くなりました。新型Mac miniにして、一番良かった点です。
元々使用してた機種が古く、HDDだったのもありますが大幅に改善しています。
下に自分の環境下での新旧の起動時間の比較を載せています。
旧Mac mini (Late 2012) | 新Mac mini(2018) | |
電源投入後ログインパスワード入力画面まで | 120秒 | 20秒 |
パスワード入力後ブラウザ立ち上げまで | 230秒 | 25秒 |
他にも数日間使用して、「アプリを選択してからの立ち上がり時間が早くなった」
テキスト入力中、文字変換時の遅延が無くなった」などは実感できており、今までMac miniを使用してストレスだった部分はほぼ解消されました。
騒音や発熱も気にならず、省スペースの為(これまでのモデルと大きさは変わらず)満足度は
非常に高いです。
ただ、自分のPC使用用途はマシンパワーをあまり必要としないものが多いので(ウェブ閲覧、文書や表計算ソフトの使用、ブログ作成、iTunesでの音楽管理など)最小構成の
Mac miniで事足りている側面もあると思います。
動画編集やオンラインゲームなどスペックが必要な場合は、カスタマイズによる性能アップやiMacなど他機種を購入の選択肢に入れる必要があります。
(この場合安価でMacを導入したいという趣旨からは外れてしまいますが)
また、今回内部ストレージを増やさず外付HDDで容量を確保している為、HDDの置き場所や配線によって多少PC周りが混雑している感は否めません。
まとめ
最小構成のMac miniを購入するのに適したケース
- 旧Mac miniの買い替えを検討して軽い用途(ウェブ閲覧、表計算ソフトなど)で
PCを利用する場合 - Windows PCで使用しているキーボードなどのデバイスを流用した上で安価でMac PC環境を構築したい場合
上記のケースでも、「将来的にメモリを増やしたい」「ストレージの容量を多くしたい」などの希望があれば、カスタマイズが必要となり、カスタマイズを行うとコストメリットは
薄れてしまうので他機種を含めて吟味する必要があります。
Mac mini以外の購入も検討したほうが良いケース
- 動画編集や最新のゲームなどマシンパワーが必要なPCが必要な場合
- 購入後すぐにメモリやストレージの増設を検討している場合
- 初めてのPC購入でディスプレイやキーボードなど一切所持していない場合
上記の場合、Mac mini単品の価格は安いものの付属品も別途購入する事を考えると必ずしもベストの選択肢とはならないので要検討です。
いずれにせよ、自分にとっては性能面だけ捉えると最小構成のMac miniでも十分満足できる買い替えとなりました。